1993

シャトー・ダルマイヤック 1993

アッサンブラージュ

43% カベルネ・ソーヴィニヨン
28% カベルネ・フラン
28% メルロ
1% プティ・ヴェルド

収穫

9月23日〜10月7日
シャトー・ダルマイヤック 1993 - Château d'Armailhac

テイスティングコメント

暗さのある赤色の美しい外観、レンガ色かかった光沢。
繊細でありながら濃厚なアロマ。スパイス、スギ、クローブが香ります。
アタックの段階から心地良く溶け込んだタンニンが感じられ、味わい中盤にはチェリーやカシスを思わせる黒系果実のアロマが広がります。
調和に優れた後味。メンソールが香り、長い余韻も楽しめます。

シャトー・ダルマイヤック 1993 - Château d'Armailhac

天候状況

冬は日射量も多く温暖で、このような天候の影響を受けて、ぶどう畑は早めの日程で萌芽を迎えました。メルロは3月21日、カベルネ・フランは 3月22日、カベルネ・ソーヴィニヨンは4月4日にそれぞれ萌芽を観測しています。4月に入ると状況は一変し、雨の日が多く、それによりぶどう樹の生育が促進されました。
5月および6月初旬には暑く乾燥した日が続き、花の時期も早まり、開花は均質かつ短期間で完了しています。開花中間期は6月3日から6月6日の期間に記録しています。7月には暑さと涼しさが交互に訪れ、続く8月は特に蒸し暑い天候が続きました。
果実着色は短期かつ均質に進み、平年比12日ほど早めの日程でした。この段階での果実は1982年および1989年に匹敵するポテンシャルの高さがうかがえる仕上がりでした。9月はあいにく雨に降られ、上述のポテンシャルが不安視されましたが、その時点で既に果皮は完璧な仕上がりで、品質への影響は確認されていません。
ぶどうは健全な衛生状態で収穫され、色味および香り、いずれにも極めて高いポテンシャルが備わっていました。肉づきとバランスに優れたワイン誕生への期待が高まりました。