1995

シャトー・ダルマイヤック 1995

アッサンブラージュ

42% カベルネ・ソーヴィニヨン
32% メルロ
26% カベルネ・フラン

収穫

9月18日〜9月27日
シャトー・ダルマイヤック 1995 - Château d'Armailhac

テイスティングコメント

暗さのある赤色の美しい外観、かすかに熟成の兆し。
赤系果実のニュアンスを未だに含む、鮮明な香り。同時に、焙煎やリコリスを思わせる、さらに手の込んだニュアンスが心地良く香ります
上質な口当たり。タンニンは存在感こそあれ攻撃的な感じはなく、味わいにボリュームと個性をもたらし、非常に芳醇な風味が実にエレガントに包み込まれています。
十分な要素を含む後味。ヴィンテージ特有のたくましさとおおらかさが魅力です。

シャトー・ダルマイヤック 1995 - Château d'Armailhac

天候状況

1995年はコントラストの激しい天候が特徴的な年でした。1月から3月にかけては雨が多く、4 月から9 月にかけては一変して暑く好天の日が続きました。
植物生育サイクルは平年比7 日ほど早めの日程でスタートしています。つまり、メルロの萌芽は3 月23 日、カベルネ・ソーヴィニヨンは3 月30日に記録しています。
このような状況のもと、ぶどう樹は早期かつ均質に生育し、開花は極めて均質に、平年比5日ほど早めに進みました。6月になると水不足の傾向が見られ始め、7月にはその傾向は顕著化します。猛暑日は28日を数え、 6月20日および6月25 日には37 ℃まで気温が上昇しています。記録的暑さでした。
着色中間期は品種に応じて8 月9日から8 月12日の期間に記録されています。ぶどう樹の状態や果実の熟度から、8 月末の段階で極めて上質なヴィンテージ誕生への期待が高まりました。
9月頭には幾度か雨に降られましたが、ぶどうの品質ポテンシャルには影響はなく、絶好のコンディションのもとで収穫を迎えました。