1996

シャトー・ダルマイヤック 1996

アッサンブラージュ

45% カベルネ・ソーヴィニヨン
34% メルロ
21% カベルネ・フラン

収穫

9月30日〜10月8日
シャトー・ダルマイヤック 1996 - Château d'Armailhac

テイスティングコメント

未だに深みのある赤色の美しい外観。
ワイルドベリー、カシス、ブラックチェリーのニュアンスが香り、繊細でかすかなメンソールの香りと交じり合っています。
口当たりから芳醇で、ボリュームを感じます。タンニン・ストラクチュアは上質で、硬さはあっても攻撃的なところはなく、凝縮感のあるリッチな性質を覗かせます。含みにはカシス、バニラ、トーストパン、そしてかすかにスモークが香り、タンニンとの調和を奏でています。
複雑な味わいが魅力的なワインで、偉大なるヴィンテージたちと肩を並べる仕上がりです。

シャトー・ダルマイヤック 1996 - Château d'Armailhac

天候状況

1996年は温暖な年で、同時期の季節平均を上回る気温を観測しています。幾度か雨天が続いた時期もあり、暑さと適度な水分供給のおかげでぶどう樹は均質に生育を進めました。年始2ヶ月間は高い降水量を記録し、続く3月および 4月は気温の高い乾燥した月となりました。
.植物生育サイクルは早めのスタートを切り、萌芽は 4月14日に記録されています。5月の天候は低温と高温が交互にやってきた点が特徴的でした。5月末に入るとようやく乾燥した暑い天候が続き、夏の期間中、同様の天候が継続しました。その結果、植物生育の進度は早まり、開花初期に取っていた遅れを挽回することが出来ました。花の時期は5月29日から 6月12日にかけて均質に進み、着色は平年より10日ほど早めの7月17日から8月20日にかけて進みました。8月の段階で極めてポテンシャルの高いぶどうに仕上がっており、偉大なるヴィンテージの誕生に期待が高まりました。9月頭には数回にわたって雨に降られましたが、その後は北からの風が吹くと同時に乾燥した天候が継続しました。かくして、完璧な衛生状態の、秀逸な品質のぶどう果実が醸造タンクへと運び込まれています。