2000

シャトー・ダルマイヤック 2000

アッサンブラージュ

58% カベルネ・ソーヴィニヨン
42% メルロ

収穫

9月25日〜10月6日
シャトー・ダルマイヤック 2000 - Château d'Armailhac

テイスティングコメント

深みのある真紅の美しい外観、かすかにレンガ色。
上品な香り。煮詰めた果実、プラム、グリオット種チェリーのニュアンスが広がります。スモーク香に特徴づけられる樽香が心地よく香ります。エアレーション後には動物系の繊細なニュアンスが香り立ちます。
しなやかで肉づきの良さを感じるアタック。上質なテクスチュア。タンニンは未だに存在感を放ち、味わい中盤にボリューム感と深みをもたらします。含みは豊かな香り表現が印象的で、精緻な果実味、タバコ、リコリス、そしてエレガントな樽香を含んでいます。
後味まで上品さは続き、優れたヴィンテージ特有の複雑性と個性が存分に楽しめます。

シャトー・ダルマイヤック 2000 - Château d'Armailhac

天候状況

年のスタートに当たる1月は寒く乾燥した日が続きました。2月に入ると天候は一変し、気温は高めで平年よりも雨の多い月となりました。萌芽は3月末に記録しています。4月も温暖な天候が続きました。5月および6月は非常に暑く、かつ降水量は平年並みでした。5月には多くの雷雨に見舞われました。
開花は5月23日にスタートし、開花中間期は過去30年との比較で平均的な日程で、6月5日から6月7日の間に観測しています。開花は短期間で均質に広がり、その後の植物生育への期待が高まりました。7月の天候は中旬までは涼しく多湿で、その後は好天が継続します。ぶどう畑を乾かす良い風にも恵まれ、着色は早めの日程で記録しました。品質を見極める目安となる着色中間期に関しては、平年比7〜8日早めの日程で観測しています。
7月末および8月初旬には極めて暑い天候が数日続き、ぶどうの生育に中断が生じましたが、同時に、果実の糖分とフェノール成分に関しては凝縮が促進されています。9月は好天続きで幾度か降雨もあり、ぶどうは完璧な衛生状態を保ちながら順調に成熟期終盤を迎えました。収穫時期は明るい太陽に恵まれ、良好な天候条件のもとでの収穫となりました。ぶどうは健全な状態で色味も良く、風味およびタンニンを豊富に含んでいます。