2006

シャトー・ダルマイヤック 2006

アッサンブラージュ

64% カベルネ・ソーヴィニヨン
20% メルロ
15% カベルネ・フラン
1% プティ・ヴェルド

収穫

9月20日〜10月5日
シャトー・ダルマイヤック 2006 - Château d'Armailhac

テイスティングコメント

鮮やかな赤色の美しい色調、ルビー色の光沢。シャトー・ダルマイヤック2006年はみずみずしい風味が印象的な非常にクラシカルなスタイルのワインです。緻密かつ強固なストラクチュアが備わっています。
香りは力強く、完熟赤系果実が精緻に香り、徐々に溶け込み始めている上質な樽香と交じり合っています。樽香はトーストパンやバニラのニュアンスが特徴的です。
味わいに関しては、美しい構造のワインです。真っ直ぐな味わいのアタック。その後、徐々に芳醇さと繊細さを増していきます。
タンニンは絹のようになめらかで、味わいには品格があります。デリケートな樽香が果実味をより上質に際立たせています。後味はエレガントで長い余韻が残ります。

シャトー・ダルマイヤック 2006 - Château d'Armailhac

天候状況

2006年は驚きの多かった1年で、通常とは大きく異なる天候がこの年の特徴として記憶に残るでしょう。
全体的に乾燥傾向で高い気温を記録したヴィンテージで、6月、7月、9月の気温は平年の気温をはるかに上回りました。
冬の終わりには本格的な降雨があり、その後は4月、5月、6月まで高温かつ乾燥した天候が続きました。その結果、シーズン始めに取った遅れは挽回出来ています。花の時期は早めの日程で進み、5月末に集中しました。開花と同様に着色もかなり早期で、着色中間期は平年比4日ほど早めの日程でした。ただ、7月後半は猛暑となり、着色進度に衰えが見られています。
果実成熟に関しては、8月には気温が低い日が続いたため、成熟進度に衰えが見られました。9月前半からは絶好の好天に恵まれ、9月初旬の猛暑日も相まって、果実熟度は順調に上昇しました。
収穫は9月20日にスタートし、変わりやすい天候の中、10月5日まで作業を行いました。ぶどうは完熟状態に達しており、素晴らしい衛生状態での収穫となりました。