2013
シャトー・ダルマイヤック 2013
アッサンブラージュ
59%
カベルネ・ソーヴィニヨン
28%
メルロ
12%
カベルネ・フラン
1%
プティ・ヴェルド
収穫

テイスティングコメント
赤ガーネット色の外観、紫かかったはつらつとした光沢。
みずみずしく心地よい香り。摘みたて果実やスグリのアロマが香ります。
アタックはしっかりと密でエレガント。味わい中盤は芳醇で肉づきの良さを感じさせます。ストラクチュアのしっかりした、織り目の密なタンニンを含んでいます。 後味の余韻は長くエレガント。全体がバランスよく整えられています。

天候状況
2013年は不安定な天候に悩まされたヴィンテージとして記憶に刻まれるでしょう。
冬は寒く多湿で、続く春も気温は低く雨が多く、その結果、植物生育サイクルには遅れが見られ、開花にも乱れが生じました。
7月および8月には一変してかなり暑く日照豊富な天候が続き、降水量は平年を大きく下回りました。7月末には38度まで気温が上昇し、激しい雷雨を引き起こしています。
9月になっても水分欠乏は解消されませんでしたが、これが功を奏して果実の熟度は均質に高まりました。十分な糖とポテンシャルの高い酸を含むブドウに成熟しています。
シャトー・ダルマイヤックでは、収穫は10月1日にスタートし、10月9日に終了しています。バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド社の社員らを動員して収穫スタッフをサポートする、まさに異例の収穫でした。 130名強が呼びかけに応じ、10月9日、収穫期に特別に設置される食堂では695名分の食事がふるまわれました!大幅な記録更新です…
収穫されたぶどうは入念に選果にかけられ、箱につめた状態でダルマイヤックの重力式醸造庫内へと運び込まれました。
生産量は過去40年間で最少レベルではありますが、厳しい基準でセレクトすることで高い品質を維持しています。
2013年ヴィンテージは、手をかけ手間をかけ、その魅力を最大限引き出すつくりを心掛けました。