2014

シャトー・ダルマイヤック 2014

アッサンブラージュ

50% カベルネ・ソーヴィニヨン
36% メルロ
12% カベルネ・フラン
2% プティ・ヴェルド

収穫

9月22日 – 10月9日
シャトー・ダルマイヤック 2014 - Château d'Armailhac

テイスティングコメント

深みのある濃厚な色調。
ワイルドブラックベリーやチェリーのアロマが立ち上がる、洗練された香り。リコリスやスパイスの精巧なノートが加わり、香りにさらなるフィネスが加わります。
口当たりからバランスの良さが感じられます。粘性が高くオイリー。タンニンの丸みとストラクチュアが印象的で、砂糖漬け果実のノートと巧みに交じり合っています。 後味にも将来性を感じさせる要素が揃っています。果実そのものの風味が広がり、極めて上品な余韻となって残ります。

シャトー・ダルマイヤック 2014 - Château d'Armailhac

天候状況

2014年ヴィンテージはコントラストのはっきりした天候が特徴的な1年でした。
冬はボルドー地方における典型的な冬の天候。その後も通常どおりの春を迎え、平年に比べると日射量はかなり豊富で、同時に乾燥傾向の強い月でした。
5月は降雨もあり冷涼で、その後は十分な日照に恵まれました。6月22日および23日には一部地域で雷雨が発生し、局地的に激しい雨に見舞われています。
2014年の夏は目まぐるしいほどに変わりやすい天気が特徴的でした。7月は平年に比べて若干暑く、好天が続きました。8月に入ると天候は一変し、平年より乾燥気味ではありましたが、日射量は少なく涼しい日が続きました。
8月末以降には、畑スタッフの記憶の中でも最高レベルに長く絶好のインディアンサマーに恵まれました。その後は暑く日照豊富で乾燥した天候が10月末まで続きました。
4月の暖かさが影響して、ぶどう(特にメルロ)は早めの萌芽を迎えました。秋口には近年稀に見る好天に恵まれ、フェノール成分の生成も順調に進み、果実味豊かで完璧といえるぶどう果実に成熟しています。
収穫作業は、最適なレベルまでぶどうの熟度が進むのを待って、絶好のコンディションのもとで行なっています。