2016

シャトー・ダルマイヤック 2016

アッサンブラージュ

62% カベルネ・ソーヴィニヨン
28% メルロ
8% カベルネ・フラン
2% プティ・ヴェルド

収穫

9月27日 – 10月14日
シャトー・ダルマイヤック 2016 - Château d'Armailhac

テイスティングコメント

暗さと深みのある色調、紫かかった光沢。濃厚で複雑なアロマを含み、完璧な熟度での収穫がうかがえる果実香が広がります。
エアレーション後には、焙煎香とブラックベリーのアロマが交じり合い、風味たっぷりのノートが香り立ちます。
アタックは濃醇で肉厚。中盤には丸みのあるエレガントなタンニンが感じられ、リコリスの風味がほのかに香り、精巧でエレガントな樽香が全体を引き立てています。 後味の余韻は長く風味ゆたか。赤果実のアロマやチョコレートっぽいノートが最後まで香ります。

シャトー・ダルマイヤック 2016 - Château d'Armailhac

天候状況

気候学的観点から見ると、2016年のポイヤックにおける天候は以下ふたつの期間に分けられます。
まず、極めて湿った天候続きだった冬と春:最初の4ヶ月間で年降 水量の半分以上の雨量が記録されています。特に1月の降水量は 240ミリメートルと記録的数値でした。
次に、極めて乾燥した夏と秋:まとまった雨はなく、シーズン終盤 には水不足状態に陥りました。
夏季の干ばつの影響を受けて、ぶどうは粒数は多くても粒のサイズは小さいままで、その結果、風味の濃度と凝縮性は効果的に高まっています。
8月および9月には良好な気温に恵まれ、ぶどうはゆっくりと順調に熟度を進めました。収穫は9月27日にメルロから始まり、絶好のコンディションのもと、10月14日まで続けられました。
発酵工程については、通常どおり、区画ごと、品種ごとに分けて醸造作業を行ない、ロットごとに個々の特性を最大限に際立たせています。 現時点すでにアッサンブラージュ作業は終了。素晴らしい色調の、果実 およびスパイスの濃厚なアロマがゆたかに香るワインに仕上がっています。丸く包み込まれたタンニンをたっぷり含む、濃密なテクスチュアが印象的です。
2016年は、その濃縮感と肉づきの良さから、21世紀生まれの偉大なるヴィンテージたちと肩を並べる堂々の仕上がりです。