2022

シャトー・ダルマイヤック 2022

アッサンブラージュ

60% カベルネ・ソーヴィニヨン
22% メルロ
16% カベルネ・フラン
2% プティ・ヴェルド

収穫

9月 8日~27日
シャトー・ダルマイヤック 2022 - Château d'Armailhac

テイスティングコメント

シャトー・ダルマイヤック2022年は風味のたくましさが印象的なワインです。この年らしい濃厚さを 備えつつ、瑞々しさに優れ、長い余韻も特徴的です。黒系果実とチョコレートを思わせるニュアンス が交じり合い、ペッパーやスパイスも香ります。さらに、ダルマイヤックが誇るカベルネ・フラン特有の フローラルなニュアンスのおかげで、より一層エレガントな仕上がりです。果肉感があり風味高く、ク リーミーなテクスチャー。精巧に組み立てられたなめらかなタンニンが、芳醇で繊細な香り表現を さらに鮮やかに引き立てています。後味の余韻に至るまで、カシスやリコリスが瑞々しく香ります。

シャトー・ダルマイヤック 2022 - Château d'Armailhac

天候状況

2022年は年始の時期から早々と温暖で乾燥した天候が続きました。ぶどう樹の生育サイクル全期間にわたっ て、日射量は非常に多く、幾度となく熱波にも見舞われました。
春から収穫が終了する時期まで一貫して降雨は稀で、それでも4月に降った雨、そして6月にも数日本格的な 雨があり、おかげで土壌への水分補給が進みました。ぶどう樹は地下深くにしっかりと根を張っており、調整 しながら水分を吸収する能力の高さが立証されました。2022年ヴィンテージはまさに異例続きの天候状況で したが、ぶどう樹には優れた環境順応性が備わっていることが示された1年でもありました。
暑く乾いた天候のもと、開花は10日ほど早い日程で進みました。開花進度は速めでしたが、順調かつ均質に 広がりました。この時期から早生傾向で、その傾向は収穫まで維持されました。ぶどう果実の成熟は中断されることなく理想的な流れで進みました。収穫は9月初頭にスタートし、 9月末まで続きました。申し分ない衛 生状態でした。
粒に関しては、天候状況が粒のサイズにやはり影響したとはいえ、凝縮性と風味のバランスは稀に見る高い レベルです。醸造後に行なった試飲でもこの点は明らかで、ぶどうが育ったテロワール本来の表現、そしてエ レガントさを失うことなく、類い稀な芳醇さが印象的なワインに仕上がっています。