2001

シャトー・ダルマイヤック 2001

アッサンブラージュ

60% カベルネ・ソーヴィニヨン
40% メルロ

収穫

9月27日〜10月10日
シャトー・ダルマイヤック 2001 - Château d'Armailhac

テイスティングコメント

深みと濃さのある美しい外観、かすかにレンガ色かかった光沢。
ファーストノーズは控えめですが、赤系果実や下草、その他にもほのかにビスケットっぽさやグリル香が漂う、多彩な香りが広がります。
味わいはアタックから上質なストラクチュアを感じます。優れたタンニンを含み、赤系果実やスパイスの豊かな風味と交じり合っています。
後味は余韻が長く味わい深く、たくましさ以上に上品さが印象的です。

シャトー・ダルマイヤック 2001 - Château d'Armailhac

天候状況

2001年最初の3ヶ月は、平年と比較して気温の高い多雨な天候が続きました。その結果、萌芽は早い日程で進み、過去30年平均比6〜8日ほど早めとなっています。
5月および6月は非常に暑く乾燥した月で、5月には35 ℃という記録的暑さを観測しています。6月にも30 ℃を超す好天(25日には36.2 ℃)が続きました。萌芽の段階では早めの日程で進んでいた生育も、このような天候の中で進度に衰えが生じ、開花中間期は6月6日および6月7日と、過去数年の平均的な日程でした。
7月前半には暑さは若干和らぎ、同時に雨も多く、続く8月は幾度かの雷雨に見舞われながらも気持ちの良い天候が続きました。着色中間期は8月 12日から8月16日の間に記録されています。メルロに関しては平年よりわずかに遅れを取っています。
9月は好天続きで、気温はわずかに低めでした。その結果、ぶどう果実の成熟進度には多少の衰えが生じました。収穫は平年より4〜5日ほど遅い日程で実施しています。
収穫を目前に控えた10月初旬には、暑く日射量豊富な申し分ない好天が続きました。雨もほとんどなく、ぶどう果実は非常に良好な衛生状態のまま上質に熟度を進めています。