2004
シャトー・ダルマイヤック 2004
アッサンブラージュ
58%
カベルネ・ソーヴィニヨン
25%
メルロ
14%
カベルネ・フラン
3%
プティ・ヴェルド
収穫

テイスティングコメント
暗さのあるガーネット色の美しい外観、カーマイン色の光沢。
豊かな香り。スパイスやホワイトペッパーが香り、その後にスギのニュアンスとともに黒系果実が広がります。
アタックはしなやかで粘性の高さを感じます。タンニンの織り目は未だコンパクトですが、味わい中盤には凝縮した果実味とともに芳醇な風味へと変化を見せます。
後味まで完熟果実を主体とする香りが続き、肉づきも良く、全体的にバランス良く仕上がっています。さらなる瓶内熟成も可能なワインです。

天候状況
2004年は1962年以来の干ばつの年として記憶に残るでしょう。年降水量はわずか560ミリメートル。冬の早い段階から水分不足が目立ち始め、春および夏の時期までその傾向が継続します。8月には幾度か降雨があり、ぶどうの生育に必要な水分が供給され、着色を促進しました。
9月はとにかく素晴らしい天候で、メルロは順調に熟度を上げ、9月29日に収穫を迎えました。十分にポリフェノールを含み、糖分の凝縮性も高いぶどうが収穫出来ています。将来が非常に楽しみなヴィンテージで、そのアロマ・ポテンシャルを最大限に引き出すため、その後の収穫作業は時期を先送りしています。
カベルネ・ソーヴィニヨンの特に優良区画の収穫は、季節平均気温を上回る絶好の天候のもとで再開されました。収穫は10月15日に完了しています。