2011

シャトー・ダルマイヤック 2011

アッサンブラージュ

57% カベルネ・ソーヴィニヨン
28% メルロ
13% カベルネ・フラン
2% プティ・ヴェルド

収穫

9月12日 - 9月28日
シャトー・ダルマイヤック 2011 - Château d'Armailhac

テイスティングコメント

暗さのある鮮やかな色調、赤ルビー色の光沢。
上品で精巧な香り。熟した小粒果実を煮つめたようなアロマが広がり、グリル香や焙煎香と交じり合っています。
味わいにも熟した果実の風味は健在で、素晴らしく濃密で織り目のつまったタンニンを含んでいます。 後味の余韻は長く、熟した果実のノートが試飲終盤にいたるまで楽しめます。 今すぐお楽しみいただける正統派ヴィンテージです。

シャトー・ダルマイヤック 2011 - Château d'Armailhac

天候状況

2011年は過去40年の中でも最高レベルの暑さと最高レベルの日射量、そして何よりも重度の乾燥にさらされた1年でした。
4月および5月、早い段階から気温の上昇が見られ、ぶどうの生育日程はかなり早まりました。5月15日には開花が確認され、これは畑に携わるスタッフが記憶する中でも異例の早さです。着色も平年に比べて2.5週ほど早めにスタートしています。
ところが7月および8月になると天候は一変。日射量は減少し、逆に降水量にはかなりの増加が見られました。それでも、8月末の時点での年始1月1日からの総降水量は、平年値519ミリメートルに対して326ミリメートルに止まっています。
9月初旬、メドックはふたたび好天に包まれ、太陽がさんさんと降りそそぐ中、9月12日から2週間にわたる収穫がスタートしました。絶好の天候のもとで、完璧と評価できるレベルに熟したぶどうを収穫しています。なお、収穫作業は9月28日に終了しています。
低収量の年ではありますが、その結果、ストラクチュアの整った、奥ゆきのある、極めてみずみずしい風味のワインに仕上がっています。
2011年はボルドーの正統派ヴィンテージです。優良年、さらには傑作年のリストに加えても申し分ないでしょう…